体を支えるもの

飲料水にぴったりの水とは

私たちが毎日の生活の中で、知らず知らずに自然と摂取しているのが、水です。
水の摂取の仕方は、人によって様々です。
純粋に水を飲む人も入れば、コーヒーや紅茶、お茶などの趣向品を飲むために使用する人もいます。
また食生活でも、知らないうちに水分を補給しています。
それは食事に含まれる水分です。

分かりやすいものでいえば、スープやみそ汁などの汁形のものは、水分を多く含んでいます。
それ以外でも、野菜や果物、肉、野菜などにも水分は含まれています。
1日の食事の中で補給できる水分量は、0.5リットル~0.8リットル近くあります。
私たちの体を健康に保つためには、1日2リットルの水分が必要だといわれており、水分として1日1.5リットルの水分は、飲料水として確保しなくてはいけません。
ただし、なかなか水だけを飲むというのは難しいという人もいるでしょう。

今回は飲料水としてぴったりな水とは、どんなものなのか考えてみましょう。
まず水には、軟水と硬水があります。
水の中の、カルシウム、マグネシウムが含まれている量が多いほど、硬水になります。
日本のほとんどの地域で、軟水が使われているため、軟水のほうが飲みなれた水だといえます。

しかし、カルシウムやマグネシウムといったミネラル成分は身体に必要な栄養素ですので、積極的に摂取したいと思う人が多いかと思います。
特に便秘気味の人は、硬水を飲むと多くのミネラルが腸に働きかけるため、便秘解消にもつながります。
一度に飲むとお腹を壊してしまう恐れがあるので、体を慣らすように取り入れることがお薦めです。

硬水は硬度が強くなるほど、癖も強く飲みにくいと感じる人が多いです。
なので硬度がそこまで高くないもので、中硬水なおを選ぶと飲みやすく感じ、ミネラル成分も補うことができます。
家庭に赤ちゃがいてミルクなどを作るには、軟水のほうが適しています。
硬水は癖があり、まだ未熟な体では、多くのミネラル成分が身体に負担がかかってしまうからです。

また、軟水の特徴としては、癖がないため、そのまま飲んだら吸収率がとてもいいです。
お茶やコーヒーなどを入れる際も、本来そのものの味や色目を邪魔することなく飲むことができます。
中でもコーヒーは、入れる水によって味も大きく変わります。
軟水の場合は、コーヒー本来の味がでやすく、まろやかで少し酸味が感じる程度の仕上がりになります。
硬水の場合は、本来の味よりも苦みを感じやすくなります。
それは硬水のほうが、マグネシウムを多く含んでいるからです。
よって、苦みを強く感じや水、エスプレッソなどには向いているといえます。
実際飲んでみると、味に大きな差を感じるので、一度自分の好みに合うのはどちらか試してみるのもお薦めです。

総合的に考えると、普段から親しみがあり身体も慣れているのが軟水になりますので、飲料水として飲みやすいといえるでしょう。
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